保育士が忙しいのはなぜ?繁忙期や忙しい理由を徹底解説!

2023年5月29日
保育士の仕事は忙しくて子ども達の体調管理や書類関係、行事などのさまざまな業務があります。
しかし、新人保育士の方は初出勤日に何をすればよいのか悩んでしまいますよね。

「保育士はどのような仕事をしているの?」
「子ども達の保育をする中でやりがいは感じられる?」
と疑問を抱いているのではないでしょうか。
この記事では保育士の仕事が忙しい理由や時期と時間帯、保育士だから味わえるやりがいについて解説します。

なんで保育士の仕事は忙しいの?
保育園では子ども達が登園する前から仕事を開始しますが、保育士の仕事が忙しい理由について解説しましょう。

①一人あたりの業務量が多い
保育士の仕事は子どもの保育のみと勘違いしやすいですが、保育日誌や連絡帳などの書類関係も行います。設定保育の準備や保護者への対応も大切な業務であり、一人あたりの業務量が多いことも忙しい原因です。

②年間行事が多い
保育園では子ども達が季節を感じられるように、さまざまな行事を行います。春の入園式や夏のプール遊びなどの保育案から準備、進行などのすべてが保育士の仕事です。通常の保育以外にも年間行事が多いので、忙しくなります。

③実技練習や研修に時間が必要
保育士はピアノの練習や手遊びを工夫したり、知識を高められる研修を受講しに行くこともあります。保育園外での活動になりやすく、時間が必要だと感じる保育士もいるでしょう。仕事とプライベートの時間を両立させることが大切です。

④人手が足りない
保育園の需要も高まっていますが、保育士不足は深刻な問題です。保育士の配置基準を国が設定していても、人手が足りない場合があります。幼児は20人や30人の子ども対保育士1人の割合になり、保育以外の業務も行うと忙しくなるでしょう。

保育士が忙しくなる時期や時間帯は?
保育士が忙しくなる時期や時間帯も把握して、スムーズに仕事ができるようにしておいてください。

忙しい時期
1年を通して保育士は忙しいのですが、時期によってはさらに多忙になることがあるので解説します。

【4月〜6月】
4月は入園と進級で、子ども達は新しい環境に慣れなければなりません。担任保育士も新しくなり、信頼関係を築くための大切な時期です。慣れた頃に5月の連休に入り、再び泣き出す子どもの姿もみられます。懇談や遠足もある季節なので、6月までは忙しいでしょう。

【9月〜12月】
9月~12月は、運動会や作品展などの大きな行事が続きます。運動会や作品展の案、取り組みの指導や製作なども保育士の仕事です。業務時間内でおさまらない場合は、持ち帰って仕事を行います。年末はクリスマス会や大掃除などで忙しい時期です。

【1月〜3月】
1月は鏡開きから始まり、豆まきやひな祭りなどの小さな行事があります。2~3月頃に生活発表会を計画している場合はさらに忙しいです。衣装や劇の台本づくりなど、保育士の仕事も増えるでしょう。年度末は卒園式や、新年度に向けた準備に追われます。

忙しい時間帯
保育士の1日はあっという間に過ぎていきます。保育の流れも確認しておき、忙しい時間帯も把握しましょう。

開園前から登園時間
保育士の出勤時間は早めであり、まずは開園前に窓を開けて換気をしたり保育室の環境を整える業務です。7時頃から子ども達が順次登園するので、保育士は保護者と離れたくなくて泣いている子どもを落ち着かせたり、伝達などのやりとりも行うので忙しい時間帯です。

昼(給食・お昼寝)
給食前に泄や手洗いを促し、給食準備を行います。保育士は年齢に応じた給食を提供し、食物アレルギーなどにも気を付けなければなりません。お昼寝の時間までに歯磨きやうがい、着替えの援助をします。絵本を読み聞かせ、寝かしつけになるので忙しいです。

降園から閉園後
お帰りの会になるまでに荷物を整え、1日のふりかえりや明日の予定なども話します。さようならの挨拶をしたら、順次降園です。保育士は保護者対応も行うので忙しい時間帯になります。閉園後は明日の保育準備や、やり残した作業などに追われます。

忙しいけれども保育士だから味わえるやりがいがある!
保育士は忙しいけれども魅力的な仕事なので、保育士だからこそ味わえるやりがいについて1つずつ見ていきましょう。

子どもの笑顔に触れられる
常に忙しい保育士ですが、子どもの笑顔に触れた瞬間に癒されます。登園時に笑顔で挨拶してくれる子どもの姿や、伸びのびと遊んで笑顔で手を振る姿を見ているだけで幸せです。まさに子どもの笑顔は宝物であり、やりがいを感じられるでしょう。

子どもの成長を感じられる
子ども達は日々成長しており、おしゃべりやお絵描きが上手になったりします。この喜びを感じられるのは、保育士だからこそ味わえるものです。小さくて泣いていた子ども達が、大きくなって卒園していく姿をみるとやりがいを感じます。

保護者からの感謝の言葉
保護者との信頼関係が築けると、送迎時などに世間話をするようになります。「先生ありがとう」と感謝の言葉をかけてくれることもあり、必要とされていることに気がつくでしょう。日々忙しい保育士だからこそ、保護者からの感謝の言葉にやりがいを感じます。

まとめ
保育士の仕事が忙しい理由や時期と時間帯、保育士だから味わえるやりがいについて解説しました。人手が足りていなくて行事も多く、保育士の1日はあっという間です。子どもの笑顔や成長に触れることでやりがいを感じます。
保育士だからこそ味わえる喜びもたくさんあり、忙しいと言われていても魅力的な仕事です。